あなたは何の目的で「言葉を変える」「感謝する」という方法論に取り組んでいるのでしょうか?
「運が良くなる」「人生が変わる」「良い事が起こる」という事を目的として「言葉を変える」「感謝する」という事を行なっているのなら、そこにある「リスク」を知っていますか?
リスクとは失うものがあるという事です。
何かを行う、選択するということは必ずメリット、デメリットがあります。
現在「言葉を変える」「感謝する」という方法にメリットの部分しか出ていませんが、この記事ではデメリットの部分について説明していきます。
ネタバレになりますが、リアル・事実の世界を知っていくとデメリットしかない事が分かります。
(リアル・事実の世界を知りたい方はこちらをお読み下さい→「人生のシステムって何?リアルな世界とは」)
まず「言葉を変える」「感謝する」という心理状態について知って欲しいので、こちらの記事を先にお読み下さい。
必ず先に読んでください。→感謝するという落とし穴
「運が良くなる」「人生が変わる」「良い事が起こる」という目的を持って行なっているのであれば、「感謝するという落とし穴」で書いた記事のような心理状態になっています。
記事にも書いたようにこれを続けると、ますます偽物の自分になっていきます。
偽物の自分とは、本来持っている純粋な目を失った自分です。
あなたが失ったものは純粋な目です。
純粋な目とは、濁りのない一滴の曇りもない純粋な心(エネルギー)です。
「言葉を変える」「感謝する」という行為は、この純粋な心(エネルギー)から外れた行為だとお気づきでしょうか?
人を「水」に例えます。
濁っている人はその濁りが不快な為に、色を変えたいという考えを持ちます。
濁っていない人は、そもそも色を変えようとは思いません。
「言葉を変える」「感謝する」などの方法論は濁ってしまった結果取る行動です。
まず行動原理を分析してみます。
- 「言葉を変える」「感謝する」と良い事が起こり、人生が変わっていくと信じた瞬間、感情が高揚する。
- 言葉を変え、感謝してみると、相手も喜んでくれるので「良い事をしている」という気分になり人生が変わった感を味わう。
- 2の経験が自分の感情を満たしたことによって、更に人生が変わっていくと手応えを感じる。
- 手応えを感じたことにより、抜け出せないループに嵌まり込む。
ですが予期せぬ事が起こると、途端に以前の変えたかった自分が出てくるのです。
【例えば、自分を変えたかった人の場合】
寂しがりやな自分を変えたかったとしましょう。
「言葉を変え」、「感謝する」事で多少人間関係が良くなり仲間が増えたように思えます。
ここで、仲間といる時間ができる事でひとときの寂しさは埋められ、人生が変わったように思えます。
やり始めの頃は気の合う誰かと会う予定が出来たりするのですが、それも落ち着いてくると元の環境に戻り、結局1人になると寂しさや孤独感に襲われ、以前と何も変わっていない事に気付く。
そこで「感謝が足りない」と考えだし更に感謝し言葉を変える事で、いつか寂しさから抜けられると思っている。
嫉妬深い自分が嫌だったとしましょう。
「言葉を変える」「感謝する」事で、多少の心にゆとりが出てきたかのように思えます。
この時点で、自分が変わっていっているように思えます。
ですが、自分より良い事が起こっている人、自分以上の効果を上げ人生が変わっていく人を見ると結局嫉妬心が出てきます。
ですがその嫉妬心を認めたくないが為に、さらに感謝し、言葉を変える事に取り組み自分を変えようとしますが、結局嫉妬心は無くならないのです。
寂しさや、嫉妬心などは「感謝する」「言葉を変える」事によってなくなるものではないのです。
結局、自分の変えたかったところが何1つ変わっていない事に気がつくのです。
【人生を変えたかった人の場合】
例えば、社内の雰囲気をよくし社員のやる気を出させたかったとしましょう。
ここでの悩みは社員、部下がやる気を出してくれない。言われた事しかしない。ちょっと注意するとすぐに辞めてしまう。などのことから会社をなんとかしようと「感謝」をしたり「言葉」を変えてみたり、褒めてみたりと取り組みます。
この時点で職場の雰囲気が良くなり離職率も減ります。
ですが社員の仕事に対する意欲が出る事にはつながりません。更には職場の雰囲気が良くなったばかりに、その雰囲気を壊せず社員にやって欲しい仕事を自分がしなければいけない状況になります。
結果、仕事の質の低下、社長の仕事が増える、業績が伸びない、と言うループにはまります。
例えば、営業で業績が伸び悩んでいたとしましょう。
業績を上げる為に「感謝する」「言葉を変える」事で人との繋がりは増えるので、最初はうまくいっているように思えるが、なかなか売り上げには繋がらない。
なので更に多くの人と繋がりを持とうとします。
ですが、願っていたほどの業績アップには程遠く、しかも人との繋がりが増えていくので、したくもない付き合いが増え、自分の自由な時間だけがなくなる。
結果、売上に繋がらない労力だけが増えていく、というループにはまります。
結局、人生に少しの変化はみられた事でこの方法を疑う事をせず、逆に手に入った僅かなものを失いたくない為に自分の時間と労力を費やし最後には疲れ果てても気づかないのです。
結局、一番自分が変えたかったところは何も変わっていなかった事に気がつきますか?
「自分は、まだまだだ…」と思い、この方法が間違っている事に気がつかないのです。
この方法は、一瞬の感情を満たしているだけです。
確かに、行なっている時は気分がいいですよね。
自分が良い事をしている気にもなりますよね。
ですが、あなたが本当に失ったものは何でしょう?
それは「リアル」という事実を見る目です。
その現れが、本当に欲しかった目的が達成されていない事と、更にひどくなると目的も忘れている事です。
リアル・事実を見る目を持っている人はシステムを知っています。
システムの通りに生きています。
例えば、花を咲かせようとします。
そこには種、土、水、日光など必要なものがあります。
土に種を植え、水をやるという事は自分でしなければなりません。
この工程は花を咲かせるというシステムが見ているからできるのです。
この工程をやらずに「感謝」しても「言葉」を変えても花が咲くわけがありませんよね。
上記に挙げた例も同じで、システムを知り、事実も見る目を持っていないと自分も人生も変わらないのです。
目的に到達するどころか、いつまでたっても近づきもしません。
種を植えず水もやらず「感謝」し、「言葉を変える」だけで、花を咲かせようとしているのです。
「感謝する」「言葉を変える」という労力だけを使っている状態です。
システムを知らないと事実が見えないので、こんな単純な事が分からず目的に沿っていない努力を永遠とし続けるのです。
これは純粋な目を失った事で、花を咲かせるというシステムが見えなくなったのです。
「リアルクリエイト型」はまず、好きな花の種を手に入れます。
土や水、日当たりなどの環境を整えます。
種の成長に従って適切な行動を行います。
育つ成長を見て言葉が変わり、成長の喜びを感じたり、意識する事なく純粋にそれを楽しんでいます。
結果、綺麗な花咲き純粋な喜びを感じます。
ここで本当に知らなければいけないのは花を咲かせるためのシステムではないですか?
「ロボット思考型」の「感謝する」「言葉を変える」というのは、本当は何でもよく、「運が良くなる」「良い事が起こる」事であれば何でもいいのです。
ここでお気付きですか?
「リアルクリエイト型」はリアルを求め行動し、「ロボット思考型」は自分という「水」が濁っているのでエゴで求めた行動をするのです。
結果、「リアルクリエイト型」はシステムを習得し、早く結果を得る事ができます。
「ロボット思考型」は「運を良くするなどの方法論」があると思い続けている為に、システムが見えないので適切な行動が取れず、結果に繋がらないので、また他の方法論を探すというループにはまり込んでしまい、いつまでも結果が得られないのです。
あなは何を行なっていますか?また何年続けていますか?
取り組んでいる事がシステムであれば、その都度欲しい結果を手に入れているはずです。
欲しい結果が手に入っていないのであれば、方法論を探し続けるループにハマっていませんか?
まずはエネルギーが濁っていることが問題です。
エネルギーの濁りを取るとこに集中してみてください。
分からない方は「ライフナビゲーションシステム」から始めてみてください。