これは先日、私が友人と居酒屋で飲んでいた時の話です。
そこで隣のテーブルの席に座っていた2人の女性の会話が耳に入ってきました。
A「ねぇ、〇〇さん最近やたらと『感謝』とか言うんだけど、何あれ?」
B「ああ、あれね!運が良くなる為にやり始めたんだって。私も勧められた(笑)」
A「え〜、でもあれってまじでウザくない?しかもさぁ、感謝してるって言われても全然伝わってこないんだよねぇ〜」
B「そう!分かる分かる!その場限りだよね、あれって。マジ嘘くさいよね!」
A「そう!しかも前より全然仕事しなくなったよね?」
B「そうそう!やりたくない仕事全部振ってくるようになった。しかもさぁ『今度お礼するね』って必ず言うんだけど一度もされた事ないよ(笑)」
A「私もーっ!(笑笑笑)、あれさぁ会社だから成り立ってるけど、そのうち信頼されなくなって人間関係潰れていくよ」
B「え?私もう信頼してないし。気持ち悪くってさぁ、ああ言うの。飲みに行くのもやめた」
A「え〜、友達いなくなったらどうするんだろう?」
B「でもああ言う人達って似たような人が集まりだすじゃん」
A「ああ〜そっか!で、またその中でやりたくない事の押し付け合いすんだよねぇ(笑)」
B「わあ〜やだ!そんな中入りたくない!早く縁切って良かったぁ(笑)」
A「プライベートでもそれされたら、たまったもんじゃないよね(笑)」
と、こんな感じの内容でした。(実際はもっと過激な発言でした)
この話を聞いて、私はこの記事を書きたくなったのです。
「感謝しましょう」と言われて本当にできるのでしょうか?
言われてできるもは「演技」「偽善」ではないでしょうか?
そのやっている姿を見ると「本当は思っていないな」と、誰もが分かっているのです。
本当の感謝を経験した事がある人は、感謝とは「自然と沸き起こるものである」という事を知っています。
●あなたにお子さんがいたならば無事に子供が生まれてきた時どうでしたか?
●周りに味方がいなくなった時、それでも自分を信じてくれた人にどんな気持ちを抱きましたか?
●本当に困っている時に助けてくれた人に対してどう思いましたか?
自然と沸き起こるもので、言われてするものではありませんよね?
過去にとてもお世話になり感謝している人がいるのに、その人に対しての感謝の気持ちを無くせ、と言われて無くせるでしょうか?
無くせませんよね?
これが本来人間が大切にしなければいけない「感動(感じて動く)」ではないでしょうか?
なので本当に人を大切にしている人は「感謝すると運が良くなる・人生が変わる」と言うものには引っ掛からないのです。
「感謝」など自然と沸き起こるものは操作してはいけないのです。
自然のものを操作しようとすると、本当の自分の姿を見失います。
「システム」が分かってくると、操作する場所が全く違う事が分かってきます。
例えば、恋愛はどうでしょう?
一度でも人を本気で人を好きになった事がある人なら分かるはずです。
「好き」という気持ちが自然と沸き起こってきます。
「この人を好きになれ」または「この人を嫌いになれ」と言われてなれるものではありませんよね?
逆にこれができるようなら、一度も本気で人を好きになった経験がないのです。
自然と沸き起こるものを意図的にしようとすることは、「自然の摂理」から外れる行為で、本当の自分から離れ「偽善の自分」を思考が勝手に作り上げていきます。
「自然の摂理」から自然と沸き起こってくるものは体全身から感じるもので、頭の中で処理できるものではありません。
ですが、頭で考えてどうにかしようとしているのが「ロボット思考型」です。
思考の中だけで生きていると思考の中しか見えなくなります。
思考の中しか見えていないので「事実」が見えません。
「事実」が見えないということは「リアル」という現実を生きていないという事です。
「リアルを見られない・生きていない」とはどういう事か分かりますか?
事実が分からないがために、この世界で目に見える形で働いている「システム」が見れないという事です。
例えば、会社の業績が伸び悩んだり下がったりしているとしましょう。
「リアルクリエイト型」は業績が伸び悩んでいるならば、自分が今やっている事の見直しをするのです。
答えは自分のやっている事の中にあるからです。
ですが「ロボット思考型」は自分に目を向けるのではなく他の何かを探そうとします。
例えば、他の会社では〇〇をやっていて、うちの会社ではやっていないからうちも導入しようと他社の真似をし始めるが、何も上手く行かない。
一見他社の真似をするという事はありがちですが、論点がずれています。
論点がずれているが為に結果に結びつかないのです。
挙げ句の果てに頼るのが運です。
運を上げるためにトイレを磨き出したり、急に従業員やお客さんに感謝をしだしたり、〇〇神社にお祓いに行ったり、開運グッズが会社に増えていく。
「リアルクリエイト型」は「システム」を知っているので論点がずれることがありません。
だから結果につながるのです。
「ロボット思考型」は完全に論点がずれています。
だから結果に繋がらないのです。
これが「リアル」をみられない生き方です。
もう一度、冷静になって考えてみてください。
あなたは、それでもしなければならないような感謝が欲しいですか?
無理やりしなければいけない感謝をし続けたいですか?
しなければならない感謝を求める事・し続けると、本来のの自分から離れ、自分の真から沸き起こる「感動」が分からなくなった結果、「感謝は、するものではなく沸き起こるもの」という簡単な事も分からなくなったのです。
これはさらに「ロボット思考」を強化し、目の前に見えている「システム」が見えなくなるという本末転倒な結果をもたらしています。
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